「ビジネス」や「マーケティング」など、様々なシーンでよく使われているのが、アメリカの心理学者のアブラハム・マズローが提唱した「マズローの欲求5段階説」なのですが、皆様も一度は目にされたことがあるのではないでしょうか。
「マズローの欲求5段階説」では、人間の欲求を5段階に分け、下の階層から順に欲求を満たして行くことにより、最終的に「自己実現」に至るとされていますが、この「マズローの欲求5段階説」は「運気」にも通じるところがあるため、皆様の開運のご参考にしていただけましたら幸いです。
「マズローの欲求5段階説」と「運気」の関係性
①「マズローの欲求5段階説」と「運気」の関係性について
「マズローの欲求5段階説」とは、人間の欲求を、
- 生理的欲求→最低限、「生命」を維持するのに必要な食欲・睡眠欲・排泄を満たしていること
- 安全欲求→危険を回避し、最低限の「生活」を維持するための欲求
- 社会的欲求→周囲の人から受け入れられたい欲求(帰属意識)
- 承認欲求→他者に認められたい欲求
- 自己実現欲求→自分の理想や自分らしさの追求
以上の「5つ」に分類し、「生理的欲求」をベースに、
①生理的欲求→②安全欲求→③社会的欲求→④承認欲求→⑤自己実現欲求
の順番に欲求を満たすことにより、最終地点である「自己実現」に辿り着けることを唱えた説なのですが、図にすると以下の通りになります(図をクリックすると拡大します)。
自己実現欲求=公私共に満たされており、開運している状態
と仮定した場合、「マズローの欲求5段階説」と各「運気」の関係性を図にすると以下の通りになります(図をクリックすると拡大します)。
②全ての運気の基本は「健康」から
先程の図で示しているように、全ての運気の土台=健康
なので、まずは心身共に「健康」な状態に整えることが最優先事項になります。 特にこれからの「9運(2024~2043年まで)」の時代において、健康格差=収入格差
に繋がって行くため、ある程度の心身の健康を保つことは、これからの世の中を生きて行く上で、より重要な要素になります。 「健康運(「土」の気)」の観点から大事なポイントは、- 家全体の「掃除」と「整理整頓」、「換気」が行き届いており、清浄な環境で生活していること
- 心身共に「リラックス」出来る住環境であること
- 「寝室」の環境が整っており、かつ、体に合った「寝具」で寝ていること
- 良い環境&食器で「食事」が出来ているかどうか
- 日常生活において「適度な運動」をしたり、「マッサージ」や「ストレッチ」、「入浴」をするなどして、体の中から気の流れを整えていること
現実的な「治療」や定期的な「健康診断」、自分自身の「体質」や「病状」が最優先
ですので、「現実」を踏まえた上で、その中で出来るものを取り入れていただければと思います。③「金運・財運」と「不動産運」は同じくらい大事なもの
「健康運(「土」の気)」の次に重要なのが、
- 金運・財運(「金」の気)
- 不動産運(「土」の気)
なのですが、「金運・財運(「金」の気)」はイメージしやすいと思うのですが、
住む人の「生命」と「財産」を守るものが家
である以上、- どんな家(部屋)に住んでいるか
- 家の周辺環境はどういう状態か
- 自宅周辺の治安、家・マンションのセキュリティはどうか
- 建物・土地の資産価値はどうか
いくら「金運・財運(「金」の気)」が良くても「不動産運(「土」の気)」が良くないと、何かにつけ出費が多く、手元に残りにくい
という傾向が強まってしまいますから、良い「土地」や「物件」を選ぶこと
と、家を大切にし、風水で住環境を整える
ように心掛けていただければと思います。④「仕事」や「勉強」、「家庭生活」を大事にすることで社会的な足元を固める
「①生理的欲求」と「②安全欲求」で「物理的欲求」を固めたら、ここから先は「精神的欲求」を固めるプロセスに入ります。 そのためにまず行うことが、「公(職場・学校)」と「プライベート(家庭)」での居場所づくりを通じて、社会的な足元を固めること
になるのですが、両方共に共通していることは、組織・家庭内における「ルール」を踏まえ、「やるべきこと」や「役割」をきちんとこなし、周囲に「信頼」される自分になること
になりますので、この段階において押さえておきたいポイントとしては、「地道な作業」や「面倒臭い」ことが多いため、案外「忍耐」が必要である
ということです。 この「社会的欲求」の段階で問われる運気が、
- 仕事運(「木」の気)
- 勉強運(「木」の気)
- 家庭運(「土」の気)
の「3つ」なのですが、「会社」や「学校」、「家庭」において、
- 「結果」を出すために、日々の「努力」を欠かさないこと
- 予め「計画」を立て、「段取り」を組んでおくこと
- 「組織(会社・学校)」のルールに従って行動すること
- 「自分がやりたいこと(理想)」と「周囲から求められている役割(現実)」のギャップを受け入れた上で、今この時点ではどう動くのか
- どんなに疲れていても、必要最低限の「家事」や「家族サービス」をやらないといけないこと
「波」があるからこそ、ネガティブな方の「波」の影響をいかに小さくし、かつ、いろいろあっても「継続」してやり続けることが出来るかどうかが問われる
のが、この段階で問われることであり、一定以上の質・結果を「継続」して出し続けることにより、周囲からの「信頼」を得ることに繋がる
わけですが、それが「会社」や「学校」、「家庭」といった「組織」において「自分の居場所(帰属意識)」を得ることになって行くわけです。 そのため、この段階においては、普段の実際の「行動」が問われる
ので、- 「やるべきこと」をやっていない
- 「結果」を出せていない
- 周囲から求められる「役割」を果たしていない
- 口では「やる」と言うor「言い訳」ばかり並べて、実際の「行動」が伴わない
- 自己中心的な振る舞いで人に迷惑をかけたり、組織(会社・学校・家庭)内の「ルール」を破る
周囲から求められる自分になること
を意識した上で、日々の「仕事」や「勉強」、「家庭生活」を大事にしていただければと思います。⑤「恋愛運・結婚運」「事業運」「人間関係運」は「人としての総合力」が問われる
「③社会的欲求」は、自分が所属している「会社」「学校」「家庭」における「自分の居場所」を作るという段階でしたが、更にもう一段進んで「④承認欲求」になると、「自分が所属している居場所」以外に、新たな「自分の居場所」を作ること
という段階に入ります。 「社会的欲求」の段階では、同じ「会社」や「学校」、「家庭」といった「共通の環境」があり、ある意味「共通の環境」こそがその人を保障・担保しているところがありましたが、「承認欲求」の段階にはそれがありません。 そのため、「社会的欲求」の段階とはまた別のものが問われることになるのですが、「承認欲求」の段階においては、「自分自身」が自分を保障・担保するものである以上、「人としての総合力」が問われる
ことになります。 そのため、「承認欲求」の段階において問われるのは、自分自身の「実力」や「人となり」も勿論大事ですが、それ以上に、「判断力」と自分に対する「自信」
であり、それらと同時進行で、「自分自身」のことを知り尽くした上で、どうしたら自分の「強み」を存分に活かすことが出来るかを考え、行動する「セルフプロデュース能力」を磨くこと
ことが大切です。 この「承認欲求」の段階で問われる運気が、
- 恋愛運(状況によって異なるのでこちらも参照)
- 結婚運(「土」の気+「金」の気)
- 事業運(「金」の気)
- 人間関係運(「木」の気+「金」の気)
なのですが、図において、スペースの関係で省略せざるを得なかったのですが、その他にも、
- 就職運(「木」の気)
- 転職運・再就職運(「土」の気)
- 出世運(「金」の気)
- ステイタス運(「火」の気)
- 勝負運(「火」の気)
もまた「承認欲求」の段階で問われる運気に該当します。
こうして並べてみると、どの運気も、自分の「強み」を理解していないとなかなか伸びづらい運気であることがお分かりいただけるのではないかと思います。
また、この「承認欲求」の段階で問われる運気は、
常に他人との「比較」や「競争」がついて回る運気
なので、ややもすると「嫉妬」や「足の引っ張り合い」が発生しがちですが、この後の「⑥自己実現欲求」との違いとして、
- 承認欲求→「他人」との戦い
- 自己実現欲求→「自分自身」との戦い
という違いがあるので、「自己実現(開運)」のためには、「他人との比較」は必要最低限に留めておき、「自分自身の成長」の方にフォーカスするかを意識していただければと思います。
【応用論点】「男女別」の運気の違いと、運気に対する基本的な考え方
「男性」と「女性」の区分において、「陰陽説」においては(こちらも参照)、
- 男性→「陽」の気
- 女性→「陰」の気
に区分され、一方、「五行説」においては(こちらも参照)、
- 男性→「火」の気
- 女性→「水」の気
に区分されます。
「陰陽五行説」において、男女で差があるため、まずはそれぞれの気を強化する五行を取り入れることが、「全体運」をアップさせ、運気のベースを作る上で重要なポイントになります。
ここで、「各五行と運気の関係性」と、再度、「マズローの欲求5段階説」と各「運気」の関係性の図(図をクリックすると拡大します)を見た上で、次の説明をさせていただきます。
- 「木」の気→仕事運・学業運、就職運、出会い運、人間関係運(拡大)、スポーツ、気力・体力アップ
- 「火」の気→試験運、ステイタス運、人気運、美容・ダイエット運、男性の全体運
- 「土」の気→転職運、結婚運、家庭運、貯蓄運、不動産運、健康運、安定と継続
- 「金」の気→金運・財運、投資運、事業運、出世運、人間関係(充実)、コミュニケーション能力アップ
- 「水」の気→恋愛運、子宝運、心身のリフレッシュ、信頼を得る、女性の全体運

(1)「男性」における運気の考え方(「五行説」ベース)
「五行説」において、男性→「火」の気
に該当するわけですが、「火」の気を強める五行は「木」の気
なので(こちらも参照)、男性の運気の底上げには「木」の気の強化が必要です。「木」の気→仕事運・学業運、就職運、出会い運、人間関係運(拡大)、スポーツ、気力・体力アップ
なので、男性の場合、「仕事」や「勉強」、「スポーツ」を頑張ること&「人間関係の幅広さ」が全体運を左右することになります。 なお、「趣味」において「木」の気を強化したいのであれば(こちらも参照)、- 映画・音楽鑑賞
- ゲーム・ボードゲーム(例:将棋・囲碁など)
- 旅行・キャンプ
- スポーツ・スポーツ観戦
- ドライブ・ツーリング
「仕事運」や「学業運」は「社会的欲求」に該当
し、「社会的欲求」は「精神的欲求」の側面が強い
ため、日々の「仕事」や「勉強」における「モチベーション」をどう保つかが重要です。(2)「女性」における運気の考え方(「五行説」ベース)
「五行説」において、女性→「水」の気
に該当するわけですが、「水」の気を強める五行は「金」の気
なので(こちらも参照)、女性の運気の底上げには「金」の気の強化が必要です。「金」の気→金運・財運、投資運、事業運、出世運、人間関係(充実)、コミュニケーション能力アップ
なので、女性の場合、「金運・財運」や「金銭感覚」、「人間関係」を円滑に保つスキルを強化することが全体運を左右することになります。 なお、「趣味」において「金」の気を強化したいのであれば(こちらも参照)、- 料理・お菓子作り
- カラオケ
- クラシック音楽鑑賞
- グルメ・食べ歩き
- 彫金・アクセサリー作り