「徳積み」は運気の貯金

運を上げるための行動を熱心にやっていて、かつ、現実的な努力は怠っていないはずなのに、何故かいつまで経ってもパッとしない…という場合、「方向性の違い」や「運気の影響」が原因のときもありますが、「徳積み」が足りていないことが原因になっていることもあります。

そもそも「徳」というものが何なのか、そして、「徳」を積むために、日々、具体的にどういう行動をした方がいいのかについて、お話して行きたいと思います。

①「徳」とは、あの世&子孫へ繰り越し可能な「運気の貯金」である

「徳」というものについて、分かりやすく、ざっくりと端的に言ってしまえば、

「世のため」「人のため」に行う「良い行い」


のことなのですが、問題はこの「良い行い」の出所となる部分、つまり、「心根」の部分において、

  • 「見返り」を求めてやる良い行い→「陽徳
  • 「見返り」を求めないでやる良い行い→「陰徳


に分かれます。
両方とも「徳」であることには変わりはないのですが、「陽徳」よりも「陰徳」の方がより大きく「徳」を積めることから、

世間一般的に「徳積み」と言われているものは、所謂、「陰徳積み


のことを意味することの方が多いのですが、「陽徳」を積むことも、また、大切なことです。


さて、どうしてこれだけ「徳積み」や「一日一善」という言葉があるのか?と言うと、

「徳」は「貯金」みたいなもので、「いざ」というときにあなたを助けてくれるだけでなく、あなたが積んだ「徳」は、子孫に「繰り越す」ことも出来る


ため、普段から「運気の貯金」である「徳積み」をしておきましょうというのは、このためです。
次の項目では、具体的にどのようにして「徳積み」をしたら良いのかについて、お話して行きたいと思います。


②「陽徳」を積むには、「仕事」や「自分の役割」をしっかり果たすことが大切

「徳積み」と言うと、「募金」や「寄付」、「人に親切にすること」というイメージが強いかも知れませんが、どちらかと言うとそれは「陰徳」を積む方の行動であり、あたかも「陽徳」が良くないことであるかのように思われがちですが、そうではありません。

人間は「社会に生きる動物」である以上、「社会に貢献」し、「自分に与えられた役割をしっかり果たす」ことが求められる


ため、いくら「陰徳」の方が大きく「徳積み」が出来るからと言って、足元である「社会生活(陽徳)」が疎かになっているようでは、元も子もありません。

まずは自分自身が、社会や会社、家庭の中において、様々な形で周囲に貢献出来る存在になること


が大切であり、そのためには、

自分のことは最低限、自分でしっかり出来るだけの「自立」というものが大前提


になります。
そのため、「陽徳」を積むために必要な具体的な行動は、以下の通りになります。


  • 「挨拶」や「マナー」、「言葉遣い」など、人として最低限の礼儀をわきまえる
  • 「法律」や「モラル」、「約束」はきちんと守る
  • 家族や周囲の人に対して、傷付けるようなことをしたり、迷惑をかけることをしない
  • 「掃除」「洗濯」「食事の支度」といった「最低限の家事」を、誰に頼ることなく自分自身で出来ること
  • 税金や公共料金、各種支払いは、期日までにきちんと支払う
  • 最低限、自分一人できちんと生活して行けるだけの職業に就くこと(誰かの稼ぎや援助が前提でないと成り立たないような仕事や職業は選ばないこと)
  • 社会人になったら、なるべく早く実家から出て自立すること(実家暮らしの場合は、月々の生活費をきちんと家に入れること)
  • 社会人になってから夢や目標を追う場合は、「自分のお金」で「自分の責任」でやること(家族や誰かにお金を出してもらった場合は、達成後、必ずその分のお金を返すこと)
  • 「会社の利益」に繋げるために、日々の仕事やスキルアップ、情報収集に励むこと
  • 知識や技術を人に伝え、後輩を「教育」し、社会と会社の存続と繁栄に貢献すること
  • 「社会人」として恥ずかしくない、年齢相応の「教養」や「立ち居振る舞い」を身につける
  • 「地域」や「社会」の発展に貢献するために、自分自身が「地域」や「社会」に対して出来ることを、どんなに小さなことでもいいので、何か1つはやる
  • 学生の方は、学生の本分である「勉学」にしっかりと励むこと
  • 「夫」または「妻」として、お互いを労わり合い、協力し合い、適度な礼節と思いやりを持って相手に接すること
  • 「父」または「母」として、親としてやるべき役割はしっかり果たすこと
  • 学生であっても社会人であっても、「親」に対して、今の自分が出来る「親孝行」をする(ただし「毒親」は除く)
  • 子供の「学校行事」や「地域の活動」に積極的に参加する

以上のポイントをご覧いただいて、「あれ?」と思われたのではないかと思いますが、

陽徳」を積むことは、俗に言う「人として当たり前」と言われていることを一生懸命やること


なんですね。
社会に出て、自分の力で生活をしたことがある方ならば、この意味が良く分かると思うのですが、

「当たり前」とされていることを「当たり前」にやり続けるのは、実は物凄く難しいこと


ですし、当たり前のことですが、「人生には波がある」以上、時には「病気」や「失業」、「災害」等の理由で「出来ない」こともあります。

比較的状況が落ち着いているときも、そうした「苦しい状況」のときも、極力自分の力で乗り切ることが出来るかどうか


もっと言うならば、

「人として生き抜くための術」を身につけ、自分の人生をしっかり全う出来るだけの「知恵」と「忍耐力」を持つこと


それがその人自身に「陽徳」があるかどうかの分かれ目なのではないかと思います。

「当たり前」とされていることを、「当たり前」にやり続けることが一番難しい以上、そこに「価値」があるのであり、だからこそ、「当たり前」とされていることを、どんな状況下でも淡々とやり続けれらる人が、「徳(陽徳)のある人」の条件の一つなのではないかと思います。


③「陰徳」を積むには、見返りを求めない「助け合いの心」を持って行うことが大切

いくら、「自分のことは自分でやろう」と言ったところで、人間には「限界」があります。
そこで重要になってくるのが、

「困ったときはお互い様」の精神で、見返りを求めずに行う「陰徳積み


になります(こちらの方がイメージしやすいのではないかと思います)。
陰徳」を積むために必要な具体的な行動は、以下の通りになります。

  • 「ボランティア」をする
  • 「募金」や「寄付」、「献血」をする
  • 電車や道端のゴミを拾って捨てる(他の人が出社してくる前に、自ら進んで「掃除」や「換気」をするのもオススメ)
  • バスや電車で、子供やお年寄り、妊婦さんや病気や怪我をしている人に席を譲る
  • 困っている人に「自分が出来ること」で手助けをし、手を差し伸べる
  • 外出先で「トイレ」を使ったときは、その後に使う人が気持ち良く使用しやすいように、簡単に掃除をしてから出る
  • 人に接するときは、笑顔&温厚な雰囲気で人に接すること
  • 人の良いところを褒め、人に「安心感」を与える話し方を心掛ける
  • 「環境」のことを考え、環境に負荷をかけない生活を心掛ける(例:環境にやさしい洗剤を使う、車は必要なとき以外は乗らない)
  • 「動物」を大切にする(ペットを飼う場合は、終生大事に飼うこと)
  • 物や人を粗雑に扱わない
  • お墓参りをする

よく、「陰徳積み」を行う上で、「人に見られてはいけない・知られてはいけない」とおっしゃる方もいらっしゃいますが、確かに、人に目につかないところであったり、「匿名」でやった方が良いことは事実です。
ただ、昨今の世の中において、「100%誰の目もつかないところでやる」というのは難しいことなので、あまり神経質になり過ぎない範囲で実践していただけたらと思います。

陽徳」も「陰徳」も、周囲の人の幸せを考え、「人に喜んでもらえる自分になる」という共通点は一緒


ですから、普段からそうした自分でいられるように、まずは「一日一善」から始めて、やがては「習慣」にしていただけましたら幸いです。