夏こそ色情因縁にご注意を!

エッセイのタイトルと写真が合っていないことは十二分に承知しておりますが、「いかにも」という写真を掲載するわけにはいかないので、これで勘弁して下さい。(涙)

夏は解放感からか、テンションが上がる時期。
「今年こそ恋人が欲しい!」と、鼻息を荒くしている老若男女が増える季節でもあります。(笑)
今回は、この時期だからこそ最も気を付けたい「色情因縁」について、お話をさせていただきたいと思います。


①色情因縁を舐めてはいけない

さて、皆様は「色情因縁」と言うと、何を想像しますか?

  • 悪い異性にばかり引っかかってしまう
  • 縁遠い
  • 離婚の家系
  • 浮気や不倫など、異性絡みのトラブルが多い
  • 性的な欲求が抑えられず、いろんな異性と関係を持ってしまう
  • 後継ぎに恵まれない

といったことを想像される方が多いのではないでしょうか?
まず、どんな方であっても、肝に銘じていただきたいのは、

程度の差はあれ、「色情因縁」は全ての人が持っているもの


であり、

「色情因縁」は先祖から受け継いだものもあれば、「伝染」するタイプのものもある


ということです。
ですから、誰もが色情因縁の“芽”を持っている以上、「他人事」ではないのです。

色情因縁の最も怖ろしいところは、文字通り、「色ごと」に関することだけではなく、最も怖れるべきものは、そのもっと「先」にあり、

色情因縁は真綿で首を締めるようにジワジワと苦しめ、家庭崩壊どころか、最悪“絶家”に繋がる


というところにあります。
生きている人間からしたら、死後の世界よりも現実の世界の方が大変ですから、「絶家」の二文字の重さがどれ程のものなのかを理解しづらいかと思いますが、分かりやすく言うならば、絶家というのは自分の勤めている会社が倒産するのと同じくらいの衝撃度だと思って下さい。

この他、色情因縁の特徴としては、

「お金の問題」とセットになりやすい


ということが挙げられます。
具体的な例としては、借金や経済苦に悩まされ続ける…というパターンもありますし、お金を持っている人で、かつ、色情因縁が強い人であれば、死後、相続争いなどのトラブルが発生するパターンもあります。
ご本人、もしくは、先祖が、「商売繁盛」を願い、お稲荷様にお願いをしたり祀ったりして、その後粗末にしてしまい、お稲荷様の怒りを買ってしまっているケースにも、「色情+お金の問題」がセットになりやすい傾向が見られます。

また、色情因縁は、ある程度若い頃よりも、年を取ってからのダメージが大きい傾向が強く、本人だけでなく、子供、孫の代に出る…ということもあります。

根が深ければ深いほど、「弱り目に祟り目」で弱ったときにトラブルが発生しやすい


ので、まずは「色情因縁は思った以上に厄介なものだ」ということを、ここで認識して下さい。

②色情因縁は「伝染」するからこそ、冷静さを持って相手をきちんと選ぶこと

先程、程度の差はあれ、色情因縁は誰もが多少は持ち合わせているものだということをお話させていただきましたが、色情因縁の他の因縁との最大の違いは、

色情因縁は「伝染」する


ということにあります。
最も伝染するのは、性行為を通じての伝染ですが、握手や挨拶程度のハグくらいであれば大丈夫なのですが、抱き合ったり、腕枕や膝枕をしたり…と、「挨拶」の程度を超えてしまうと、全てではないのですが、相手の色情因縁が伝染してしまう場合があります。

色情因縁は、同情の程度が深ければ深いほど感染しやすくなる


ので、気持ちが入れ込んでしまうと、より伝染しやすくなる傾向が強くなります
そういうこともあって、

心根の優しい人であればあるほど、色情因縁に振り回されてしまう傾向が強くなる


ため、「どうしてあんないい人が、男(女)で苦労しなくちゃならないんだろうね…」というのは、大抵このパターンであることが多いです。

冷静に相手をきちんと見極める目を持つこと


が、何よりも大切です。
大事なことなので、文字を大にして言っておきますが、

エッチをするなら、お互いの気持ちをきちんと確認し合ってからにする


ことです。
お互いの気持ちをちゃんと確認出来ていないままにエッチをすると、かなりの高確率でその後はグダグダになり、不幸な恋愛に身も心も疲れ果ててボロボロになるパターンに陥りやすいので辞めましょう。
また、このパターンに陥ってしまった場合、その恋愛が成就する可能性は極めて低いので、自分で自分を苦しめることになる前に、そういうことはしないように心掛けましょう。

③不倫や略奪愛、水子は「色情因縁」の呼び水になる

略奪愛や不倫は、色情因縁を強めるので、相手に既に恋人がいたり、結婚していたりする場合は、つらくても諦めた方が身のためです。
よく、「好きになったら、もう止めようがない!」と開き直っている人がいますが、

理性で感情を抑えられなくなったら、もはやそれは「人」ではありません


だからこそ、人の世では、こう言われているのです。

「不倫」は「倫(ひとのみち)に非ず」と


地獄極楽は胸三寸にあり」と言いますが、略奪愛や不倫をすると、十界(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上・声聞・縁覚・菩薩・仏)で言えば、四悪趣、つまり、地獄・餓鬼・畜生・修羅の世界に堕ちることになります。

  • 地獄→怒り、憎しみ、嫉妬
  • 餓鬼→相手に対する執着、満たされない気持ち
  • 畜生→目先の事に一喜一憂する、理性で感情を抑えられない
  • 修羅→相手の恋人や配偶者と比較して自分の方が優れていると思う感情、競争心

そうした恋をしていると、心がこれらの4つの境涯を行ったり来たりしていませんか?
これが「地獄」と言わずして、何と言うのでしょう?

特に女性の場合は、不幸な恋愛をしていると運が下がる


傾向が強いですから、一時の気持ちやその場の雰囲気に流されて悪い男性を選んでしまったり、他に彼女がいたり結婚している男性と関係を結んでしまうと、著しく運気が下がってしまい、そこから抜け出すだけでもしんどいのに、更に下がった運気を元に戻すのは大変なことですから、最初からそのような相手は選ばないように心掛けたいものです。
後で泣くことになるのは自分自身なのですから。

また、「望まぬ妊娠」も、色情因縁の呼び水になります。

男女共に「避妊」はしっかりとすること


は、お互いにとって非常に重要なことです。
子供は親を選べないわけですが、「子供を作るタイミング」は選べるわけですから、

性行為は男女のコミュニケーションであると同時に、「責任を伴う行為」でもある


ということは、あまりにも大事なことなので、文字を大にしておきます。

④情緒不安定や寂しくて仕方がないときは、「試されているとき」だと認識を!

色情因縁に取り憑かれると、何をしても落ち着かず、寂しくて仕方がなくて、とにかく精神的に不安定になりやすいのが特徴です。
“安定”や“安心”を求めるあまり、

  • 物欲や食欲を満たすことで、寂しさを埋めようとする
  • 人と喋ることで不安を解消しようとする
  • 異性に走る
  • アルコールや薬に依存する

といった行動に出やすくなってしまうわけですが、ここで注意していただきたいのは、

自分が弱っているとき、寂しいときに寄って来る人には、あまりいい人はいない


ということ。
むしろ、「利用してやろう」と思っている人の方が多いのが現実です。
ですから、こういうときは「誰かに話を聞いて欲しい!」と思う前に、一度、頭をクールダウンさせる必要があります。

怒っているときに頭を冷やす必要があることは皆分かっていることなのに、寂しいときにも必要だということが分かっていない人が多い


んですよね。

「寂しい」「つらい」「不安で仕方がない」と思ったときほど、自分自身が試されているとき


なんですよ。実は。
なのに、そこで感情が赴くままに、安易に誰かや何かに走ってしまうから、あまりいい結果が得られないんですよね。

寂しさ、つらさ、怒り、嫉妬といったマイナスの感情は、邪な霊の大好物


ですから、そんな状態で異性に走ってしまい、悪い異性に引っかかってしまった日には、もはや目も当てられません。

マイナスな感情に振り回されないためには、健康な心と体が不可欠


ですから、いい恋愛、いい結婚、いい人生を送りたいのならば、規則正しい生活と適度な運動を心掛けることから始めましょう。

⑤色情因縁は「」の気を好む

色情因縁というのは、分かりやすいくらいに「」の気を好みます。
「私、色情因縁の気が強いかも知れない!」と思ったら、まずは「」の気を徹底的に追い出し、「」の気を増やしてあげる必要があります。

」の気は、暗くてジメジメした場所を好む


ので、そうした「」の気が好む場所、死角となる部分を改善する必要があります。
具体的には、以下の対処法があります。

  • 朝型の生活にする(特に「陰」の気が強い状態のときは22時には就寝する)
  • 朝起きたら、家中の窓を開け、徹底的に換気をする(天気の関係で換気が出来ない場合は換気扇&空気清浄機を回す)
  • トイレやお風呂などの水場はこまめに掃除と換気をし、カビ対策を徹底する
  • 照明を明るくする(蛍光灯や電球の明かりの色「電球色」がオススメ)
  • 暗くて日が当らない場所には、間接照明を置いて明かりを確保する
  • 寝るときに、部屋を真っ暗にして寝ない(豆電球やフットライトである程度の明るさを確保すること)
  • 夜、カーテンや窓を開けたままで寝ない
  • 髪の毛が長いと「陰」の気が増えるので、一気にリセットしたい場合は思い切って髪の毛を短くカットする
  • 床に落ちた髪の毛やペットの毛はこまめに掃除をする
  • 人の悪口や噂を口にしたり、喧嘩をしない
  • 事件や事故の起きた場所や、霊が出るという噂がある場所、何となく嫌な感じがする場所には近寄らない
  • 夜の水辺(海、湖、川、池など)には行かない
  • 「死」を連想させるようなもの(例:剥製、ドライフラワー、ドクロ)を置かない
  • 一人酒はしない
  • 黒やグレー、紺など、暗い色の服を着ない
  • 夜遊びをしない
  • 夜に考え事をしない
  • 夜、お風呂に入った後、髪の毛はきちんと乾かしてから寝る
  • 1週間に1回は、粗塩+日本酒風呂に入って厄を祓う

男性の場合はエネルギーを外に発散させるのに対し、女性の場合は外のエネルギーを内に取り込む力が強いので、男性以上に「」の気が溜まりやすい傾向が強い


ので、特に女性は日頃から「」の気に偏らないように心掛けましょう。
逆に、男性が「」の気に傾いた場合、ある日突然キレたり、爆発しやすくなるので、

男性の場合は、体を動かしたり、積極的に外出するなど、「動く」ことによって「」の気を追い払い、「」の気を補充する


ように心掛けてみて下さい。