あなたが「不幸」だったり「結婚出来ない」のには、それ相応の理由がある

中学生の頃には、既に人を占っていた私。
思えば20年以上、その時代その時代で、いろんな年代のいろんな人の悩みを「占い」というフィルターを通じてみてきました。

時代を反映した悩みから、受験や就職など誰もが一度は超えなければいけないハードルのような悩み、仕事の悩み、人間関係の悩み、恋愛や結婚の悩みetc…。
それはそれは、腐るほどいろいろみてきました。


その中で、特にここ10年くらい、直面することが多くなった「悩み」があります。

「こんなに頑張っているのに、ちっとも良くなりません!」
「私、本当に結婚出来るのでしょうか?」

この2つの悩みは、もはや、

鉄板ネタ


というくらい、とにかくぶち当たることが多いです。
おそらく私だけでなく、鑑定の現場にいる現役の占い師の方もそうなのではないかと思います。


この2つの悩みに関して、社会的な側面で答えを言ってしまえば、

①雇用が不安定になり、平均給与が年々下がっている上、大企業の正社員であってもいつリストラされてもおかしくない状況に
②安定した結婚生活が可能な財力を持つ男性が減った
③それに伴い、結婚相手のターゲットとなる男性が減った
④当然奪い合い
⑤男女共に未婚率はガンガン上昇
⑥結婚出来るだけラッキー、子供を産めたらもっとラッキーみたいな状況に
⑦「じゃあ、結婚出来たからそれで安泰なのか?」というとそうでもなく、離婚率もまた上昇傾向
⑧「私の幸せはどこ?一体、どこにあるの??」状態に

ということなんだけれど、でも、「占い師」にそんな答えなんて誰も求めていないわけですよ。

人間、「自分」だけは特別でありたい、例外でありたい


と思うものですから。ええ。

どんなに激動の時代であったとしても、自分だけは幸せになりたい、生き抜きたい


それはもう、人間の「本能」なのですから、当たり前と言っちゃ当たり前なんですよね。
だからこそ、何とか行き詰った状況に風穴を開けたいと、願掛けや占い、風水、開運に「救い」を求める人が後を絶たないわけです。


これは以前もブログでお話したことなのですが、仕事でもプライベートでも人生でも何でもそうなんだけれど、まず、この認識から持って欲しいんですね。

20世紀までは「戦争」の時代、21世紀は「競争」の時代


この記事を読んでいる人の殆どは20世紀の生まれだと思うんだけれども、20世紀という時代は「戦争」の時代だったからこそ、生き残った者が得をした
だから、「生きてるだけで丸儲け」だった。
でも、21世紀は違う。

競争に勝てた者だけが得をする時代


なんですよ。もはや。
なのに、「生きてさえいれば、いつかきっといいこともあるから」なんて言葉は、もはや慰めにすらならないんですよ。

それに「格差」とか「競争」の問題は、何も日本だけに限った話ではない。
世界的にそうなんです。

この先、確実に「世界同一賃金の時代」が来ます


誰が総理大臣になろうが、どの党が与党になろうが、この流れからは、例えアメリカだろうが日本だろうが、中国だろうが、どの国も逃げられません
「先進国だから」とオイシイ思いをしてきた時代は、もう終わろうとしています。

これから先は、組織が云々というよりも、まず「自分自身でどれだけ稼げるのか」という「稼ぐ力」がより一層求められる時代になります


それはもはや、国籍、人種、民族、老若男女、全く関係ありません。
あくまで総ての人に平等です。

だからこそ、自分が「勝てる」分野で勝負しなければ意味がないし、運すらも開けない


今、私達はそういう時代に生きていることを、まずは認識して下さい。


「それと占いや風水と、どう関係あるんですか?」ということですが、関係性大アリです。

何故なら、占いや風水、方位術というのは、そもそも「軍学」だからです


例えば、「占いの帝王」と呼ばれている四柱推命にしろ、中国の歴代の皇帝やごく一部の高官のみ使えていた占術ですし、奇門遁甲にしても、「百戦百勝」で知られる諸葛孔明が実際の戦いで使っていたことはあまりにも有名です。

単純に「勝つためのもの」というだけでなく、「勝ち続ける」ための戦略


なのです。

元々、こうした占いや風水、方位術を使えたのは、「一部の権力を握っている人のみ」に許されていたわけですが、それこそ、何かのきっかけで一般人がそれを知ってしまったら容赦なく殺されていた時代も本当にありましたから。
今や有難いことに、一般人にも手が届くものになりましたが(難易度が高いものが多いですが)、元々はそういうものなんですよ。


ここで、冒頭にお話しした、例の二大鉄板ネタの話に戻るのですが、占いの本来の目的である「軍学」としての見地から見ると、

戦い方を間違えているからそういう結果になっている


ということになるんですよね。

これを読んでいるあなたにも心当たりはあるのではないかと思うのですが、例えば、自分の後輩に「こういう場合だったら、○○をやっておくといいよ」とアドバイスしたとします。
最初のうちはそれを素直に実行しているのですが、「守・破・離」がちゃんと出来ていればいいのですが、そういう人はそれなりにちゃんと結果を出すんですよ。

問題は、本人曰く「ちゃんとやっている(つもり)のに結果が出ない」と言っている人。
大抵そういう人を見ていると、変に自己解釈していたりして、「つもり」になってしまっていることが非常に多いんですね。
あとは、アドバイスしたことを全然やってないとか。(笑)

「私、一生懸命やってるのに!!」という人に限って、人の話を聞いていないし、自己流に解釈するし、間違った方向に突っ走ってることに気付いてないんですよね


もっと分かりやすい言葉で例えるなら、

明日数学の試験なのに、必死こいて国語を勉強しているようなもの


なんですよ。
「頑張っている」ことは一緒でも、ベクトルの方向が完全に間違っているんですよ。
だから、結果が出るわけがない。
しかも、本人はそのことに気付いていないし、それどころか「どうして結果が出ないんだろう?」と悩んでしまっている。

そうやって余計に「頑固さ」に拍車をかけてしまう


別にね、「やる・やらない」はその人次第だから、別にいいんですよ。
でも、一度アドバイスしているにも関わらず、また自分のところにノコノコやってきて、「頑張ってるつもりなんですけど、成果が出なくて困ってます」と言われたら、(程度の差はあれ)そりゃブチ切れる人の方が多いと思うんですよね。

だからこそ、「頑張ってるつもり」の人からは人が離れて行くんですよ


「人に恵まれない」きっかけは、他ならぬ自分自身が作ってしまっているんですよ。
周囲のせいなんかじゃない、自分のせいなんです。
でも、それに気付こうとしないし、むしろ、周囲を責めている
そんなんで、「誰かから助けてもらおう」なんて考えるのは、甘ったれもいいところです。

そうやって誰も助けてくれなくなるから、「自分がもっと頑張らなくちゃ!」と誤った方向に拍車がかかり、余計に空回りすることになる。
そして、より深刻な状況に陥ってしまう。
要はそれだけのことなんですよ。

自分の顔を自分で直接見られないように、自分自身のことは自分では気付けないことが多い


だからこそ、「第三者」というのが絶対的に必要なんです。
勿論、悪意のある発言やアドバイスはスルーでいいのですが、

もし、相手が本当に自分のことを思ってアドバイスをしてくれているのであれば、それはちゃんと耳を傾けて素直に実行すべきです


それが出来ない人は、いつまで経っても実力が上がらないし、味方も出来ないし、孤独で不毛な戦いを強いられるだけです。


よく、「自分が好きなようにやるのが一番!」という人がいますが、

周囲や第三者の意見に耳を傾けず、自分が好きなように突っ走って成功するような人は殆どいません


20世紀までの「生きてるだけで丸儲け」の時代だったら、それもアリでしょう。
でも、今は時代が違うんです。

戦略なき行動は失敗し、競争に負け続ける原因を作るだけです


競争に負け続けるということは、底辺を這いつくばる生活を余儀なくされるということです。

これから先は特に、現在、社会から「底辺だ」と言われている職業であればあるほど、競争率が半端なく高まることでしょう


文字通り「奪い合い」になり、修羅に拍車がかかることでしょう。

少しでも上に行きたいなら、本当に「今」しかないんです


具体的な時間で言うと、

この2~3年が勝負


だと思って下さい。
これはどんな年代の人にも共通です。
だからこそ、「今」行動するしかないんです。
鼻くそをほじって、「自分には関係ないから~」なんて悠長なことを言っている人ほど危険なんです。

「どうせ自分は、負け続けてきたから、今更挽回しようがない」とスネている人もいるかと思います。
そのままスネ続けていると、本当にとんでもないことになりますよ。
あなたが今まで勝ち続けてきたのか、負け続けてきたかはどうでもいいんです。

これから先の方がずっと、競争が激化するのですから


その激化する競争の中で、どう勝ち続けるべきか、その戦略を今ここで立てるべき時期に来ているのです。
少なくとも、「今」の延長線上で戦略は立てないで下さい
確実に負けますから。


とにかく、運命を変えたい、金持ちになりたいのであれば、

自分が「勝てる」場所で勝負すること


それが大前提です。
勝てない場所で勝負をしても、どんどん下に落とされ続けるだけです。

当たり前ですが、「自分がこれをやりたい!」というところで勝てる場合もあるし、「特にやりたくもない」という場所で勝てる場合もあります
それは、自分では分からないことの方が多いです。
そのために、私達、「プロ」が存在しているのです。

本気で生き残りたい、生き抜きたいなら、今の自分から少なくとも「三段階」は上を見据えて下さい


おそらくそこまでしないと、ここから先は生き残れません。


さて、あなたは今後、どうやって生きていきますか?
上に上がりますか?
それとも、時代と一緒に堕ちて行きますか?

それは文字通り「あなた次第」です。