特に何かの病気だというわけでもないのに、「何となくだるくて、やる気が起きない」「何もかもが面倒臭い」といったことを経験された方は、決して少なくはないと思います。
そうした、「気力が衰えてしまった状態」を、気が枯れた状態、つまり、「気枯れ(けがれ)」と言います。
気枯れは放置しておくとどんどん悪化してしまいやすいため、早めの対処が肝心です。
そこで今回は、『気枯れについての対処方法』についてアドバイスをさせていただきたいと思います。
気枯れの対処方法
①「気枯れ」とは「穢れ」である
ガソリンがなくなると、車がガス欠を起こして走らなくなるように、人も気(エネルギー)が不足すると、物事に対するやる気を失いがちになります。 これを気が枯れた状態、つまり、「気枯れ」と言います。「気枯れ」は「穢れ」
とも言い、よく神主さんがお祓いの中で、「諸々の禍事(まがごと)罪穢(けがれ)有らむをば」と唱えているのを耳にされた方も多いのではないかと思いますが(祓詞の一節にもありますね)、その中で出てくる「穢れ」というのが、この「気枯れ」にあたります。気が枯れると心身共に不健康になりやすく、運気もまた低下しやすくなる
ということもそうですが、気枯れの怖ろしいところは、人間は楽な方、楽な方に流されやすいという性質も手伝って、気枯れを放置しておくと、どんどん悪化してしまいやすい
というところにあります。 お金に例えると分かりやすいのですが、お金は「稼ぐ」よりも「使う」方が圧倒的に楽なわけですが、気もそれと全く同じで、気を「補充」するよりも「使う」方が圧倒的に楽
なために、余程意識をしていないと、どんどん「使う」方にシフトして行ってしまい、その結果、気枯れは「負のスパイラル」を引き起こしてしまいやすいので、気枯れは早期発見&早期治療が非常に大切です
普段から、意識して気を補充したり、吉方位旅行などで定期的にガッと大きく気を補充したり、それ以外でも「最近、何かやる気が起きないなぁ…」と感じた段階で、早めに気を補充してあげることで、気枯れを回避することが可能となります。②夜型の生活を改め、朝型の生活に切り替える
夜型の生活だと、どうしても厄が溜まりやすくなるため、厄が溜まりにくい朝型の生活に切り替えましょう。朝、窓を開けて朝日を浴びながら、朝の新鮮な空気を深呼吸をする
と、悪い運気をリセット&朝日のパワーをチャージすることが出来、より良い状態で1日の運気をスタートさせることが出来ます。 このときに、本命星で年の吉方位のミネラルウォーターを飲むようにすると、更に運勢をアップさせることが出来ます。 医師や看護師などの医療関係の方、葬儀関係の方、エステティシャンや美容師など直接人の体に触れる機会が多い仕事をされている方、電話でのクレーム対応の仕事や占い師など人から厄を貰いやすい仕事をされている方は、他の仕事をされている方以上に厄が溜まりやすい状態ですから、夜だけではなく、朝の起床後にもお風呂に入る
ようにすると、より気がクリアな状態を保つことが出来ます。 ポイントは、「きちんと湯船に浸かること」。 シャワーでは厄が落ちにくいのでこの場合はNGです。 より厄をつかなくさせるお風呂に入るタイミングですが、
- 夜→帰宅後
- 朝→起床後
に入るというのがポイントです。
このとき、特に気枯れが気になる方は、朝晩、バスソルトを入れたお風呂に入ると良いでしょう。
よく、「疲れたから」と言って、夜、お風呂に入らずにそのまま寝てしまう人をよく見かけますが、夜、お風呂に入らないまま寝てしまうと、厄を固定化してしまいやすいので、余程の事情がない限り、極力、寝る前にお風呂に入って厄落としをしてから寝るように心掛けて下さい。
また、入浴の際に使う石鹸についてですが、
天然成分で作られた質の良いもの
が「厄落とし」という観点からは効果が高いので、現在進行形で気枯れな状態の方や、霊感があって人の気に敏感な方、職業柄、人から厄を貰ってしまいやすいご職業の方は、石鹸も一緒に見直されることをオススメします。③旬の食材を積極的にいただく
「旬のものにはパワーがある」ので、なるべくその時々の旬の食材を使った料理を、最低でも1日1食はいただくようにしましょう。 レトルト食品やインスタント食品、ジャンクフード、コンビニ弁当、スーパーのお惣菜はなるべく避けたいところですが、どんなに食べたとして1日1食程度にし、なるべく旬の食材をご家庭で調理していただくのが、運気の観点からすると非常に良いです。 お米であれば、お赤飯や雑穀米、玄米などに切り替えるのがベストですが、白米の場合は、なるべく精米してから日が経っていないものを選ぶようにして下さい。 パンであれば、全粒粉やライ麦を使ったパンがオススメです。 また、食材同様に気を付けていただきたいのが、調味料
例えば、塩は天然の粗塩や藻塩を使い、お砂糖は黒砂糖や蜂蜜などより天然の甘味に近いものを選びましょう。 気枯れを起こしている時に、積極的に使っていただきたい調味料は、お酢
手巻き寿司やマリネや酢の物を楽しんでもいですし、「飲むお酢」で取り入れてもらっても構いません。 また、「お酢は苦手」という方の場合は、レモンやグレープフルーツ、柚子などの柑橘系の果物をそのまま食べたり、料理に使う
ことも、気枯れ対策にはオススメです。 その他、気枯れが起きている時には、豆類、ナッツ類、ゴマ、フルーツ
を積極的にいただくのもオススメです。 お肉やお魚などの動物性タンパク質は、元気のある時ならOKなのですが、気枯れを起こしている時には不向きです。 また、お酒には良くも悪くも気を増幅させる作用があるので、調子のいい時の飲酒はOKなのですが、調子が悪い時の飲酒は逆に身体にも運気にもマイナスです。 そのため、気枯れを起こしている間は、飲酒は控えた方が良いでしょう。④マッサージやストレッチで血行を良くし、コリをほぐす
気の巡りが悪いと、血行が悪くなりがちだったり、首や肩などあちこちが凝っていたり、リンパの流れが悪くて浮腫みやすかったりしがちです。 常日頃からマッサージやストレッチをして、血行を良くし、体のコリを解し、気の流れを良くするようにしましょう。 マッサージについては、自分でマッサージしてもいいですし、プロにお願いしてもいいです。 ただし、プロにお願いする場合は、マッサージは施術者の気も大事なので、必ず「施術者の方の気の状態が良い人」を選ぶようにして下さい。パワーストーン製のかっさプレートやツボ押しを使ったマッサージ
も、気枯れには有効ですが、使用後は必ず、日光浴や月光浴をさせて「浄化」をするようにして下さい。⑤いつもより早めの時間に就寝し、睡眠時間は多めに取る
人は寝ている間に運を吸収&再生をするため、睡眠不足の状態が続くと、運の吸収&再生がうまく行かず、気の停滞を招いてしまいがちです。気枯れを起こしている時は、普段より早めの時間に就寝し、+1~2時間多めに睡眠時間を取る
ことが重要です。 可能であれば、22時には就寝していただきたいのですが、人によっては22時に就寝するのは難しい場合もあるのではないかと思います。 その場合、運気の吸収&再生をさせるにあたって、「この時間帯だけは寝ていて欲しい」時間帯を外さなければOKです。 その時間帯とは、午前1時~3時までの間(丑の刻)
夜遅くまでやっているお仕事や夜勤でどうしても起きていなければならない場合を除き、基本的にこの時間帯は熟睡出来ているように就寝することがベストです。 そして、朝の起床時間ですが、遅くとも朝8時には起きる
のがポイントです。 これにはきちんとした理由がありまして、「辰の刻(朝7~9時まで)」を有効に活用することにより、仕事運や発展運が上昇するから
という理由から、「朝8時までには起きる」ことが重要になる…ということなのです。 夜遅い仕事や夜勤などで、寝るのは朝になってから…という方の場合は、朝日を浴びて深呼吸をしてから就寝するようにして下さい。 休日の日は夜ちゃんと寝て、朝起きるように心掛けるようにすると、更に◎です。 どうしてもまとめて睡眠時間を取ることが難しい場合は、昼寝
をすることも有効です。 勿論、会社のお昼休みに30分くらい仮眠を取っていただいても構わないのですが、健康運を回復したり、気を補充するという意味では、運気を貯め込む力が強い、午後1時~5時までの「土」の時間帯
に昼寝をするのが有効です。 普通にお勤めの方は、この時間帯に昼寝をすることは難しいのではないかと思いますが、休日などにこの「土」の時間帯に昼寝をしたり、マッサージや日帰り温泉へ行かれるのも、気枯れの回復には有効です。 ただし、この時間帯に寝過ぎてしまうと、今度は夜寝れなくなってしまうので、この時間帯に昼寝をするのであれば、せいぜい1~2時間程度にしておきましょう。⑥気が枯れている間は、強いパワースポットには行かない
パワースポットは基本的に「気」が強い場所なので、気が弱っている時に行くと、気当たりを起こしてかえって疲れてしまい、逆効果になってしまう場合があります。 また、気枯れを引き起こしている間は、人の持つ気にも敏感になりやすい時期ですから、昨今のパワースポットブームにより、神社や仏閣を参拝する方が増えたのはいいのですが、中には悪い気を持っている方もいるため、そうした気を受けてしまい、同じように気が疲れてしまうこともあります。 気が枯れている間はむしろ、自然が多い公園や森で森林浴をしたり、滝でマイナスイオンを浴びること
の方が、パワーが穏やかなこともあり、そちらの方がパワーを無理なく吸収しやすいので、そちらの方がオススメです。 首都圏、及び、大阪近郊で、気枯れを起こしている時にオススメのスポットは、
- 首都圏→湯河原
- 大阪近郊→有馬温泉
湯河原も有馬温泉も、良質な温泉場で知られていますが、それと同時に「滝」が多い場所でもあり、また、風水の観点からも非常に良い場所でもあります。
東京や大阪からそれぞれ日帰りで行ける場所でもあるので、気枯れを起こしている時に積極的に足を運びたい場所の1つです。
また、湯河原や有馬温泉まで足を運べない場合であっても、
海
もまた、浄化作用が強いパワースポットでもありますから、海水浴やマリンスポーツを楽しんだり、足だけでも海水に浸してきたりするのも良いでしょう。⑦「強い」パワーストーンは身に着けない
パワースポット同様、パワーストーンでも同じことが言えて、自分の気が弱っている時は、気当たりを防ぐためにも、タイガーアイやルビー、カーネリアンなどの「強い」パワーストーンは避けましょう。 特に、心身共に疲れている時にタイガーアイを着けると、余計にクタクタに疲れてしまうことが多いので、タイガーアイは心身共に元気な時に身に着けましょう。 (イメージで言うと、タイガーアイはユ○ケルみたいなものだと思って下さい) また、巷では「オールマイティー」と言われている水晶も良くも悪くも気を増幅させてしまうので、マイナスに働く場合もあるので注意が必要です。 他のパワーストーンとの調和を図る意味で使われているのなら良いのですが、単体では着けないようにしましょう。 気枯れを起こしている時にオススメのパワーストーンは、- ラリマー
- ムーンストーン
- ローズクォーツ
- アベンチュリン
- スギライト
- アクアマリン
- クンツァイト
- ピンクコーラル
- アラゴナイト
- 淡水パール