凶方位の種類

九星気学で「凶方位」とされているものには、

  • 全ての人が使えない凶方位
  • 個人ごとの凶方位

の2種類があります。

また、この他に取り扱いに注意が必要な、

定位対冲


という方位があります。
文字をクリックすると、各凶方位の詳しい説明をチェックすることが出来ます。

★全ての人が使えない凶方位

五黄殺
方位盤で五黄土星の入っている方位。ただし、五黄土星が中宮に来る時はなし
暗剣殺
五黄土星の正反対側にあたる方位。ただし、五黄土星が中宮に来る時はなし
歳破
その「年」の干支の正反対側にあたる方位。
月破
その「月」の干支の正反対側にあたる方位。
定位対冲
それぞれの九星の本来の定位置と正反対の方位に入った状態。
水火殺
一白水星の「」の気と九紫火星の「」の気が反発し合う方位。
小児殺
12歳以下の子供に凶作用がある方位。ただし、大人には凶作用はない。
土用殺
土用期間中だけにある凶方位。その「月」の干支の方位。

★個人ごとの凶方位

本命殺
本命星の入っている方位。ただし、本命星が中宮に来る時はなし
本命的殺
本命星の正反対側にあたる方位。ただし、本命星が中宮に来る時はなし
相剋の方位
本命星or月命星と相剋の九星がある方位。「死気」と「殺気」の2種類がある。

①五黄殺

五黄殺(ごおうさつ)」とは、五黄土星が入っている方位で、五黄土星が中宮に来る年や月、日にはありません
五黄殺の特徴を一言で言うならば、

「やることなすこと空回りで、自爆する方位」


だということです。
五黄殺の基本的な凶意としては、以下の通りです。

  • 命に関わる大病や大事故、後遺症が残るような大怪我をする
  • 精神を病んでしまう
  • 火災や自然災害などで家屋敷や財産を失う
  • 離婚や一家離散
  • 仕事に恵まれず、職を転々とする
  • 事業に失敗する
  • 借金地獄や自己破産する
  • 受験や就職の失敗
  • 自分が不倫や浮気など異性問題を起こす
  • 社会的信用がなくなる
五黄殺の場合、最初のうちは物事がうまく運ぶことが多いので、「凶方位っていう話だけれども、大したことないじゃん」と思いやすいのですが、それは完全に悪魔の罠です。
ある日突然トラブルが起こるのではなく、

真綿で首を締め付けるように、ジワジワと削がれて行く


ため、そのうち「あれ?」と思うようなことが増え、徐々に物事がうまく行かなくなり、それを何とか立て直そうと躍起になるのですが、

あがけばあがくほど蟻地獄に陥り、最後にはどうしようもなくなる


というパターンになりやすいのが五黄殺の特徴です。
自爆の方位」なので、自ら事を起こすこと、特に結婚後の新居やマイホームの購入、独立・開業、お店の移転などには絶対に使ってはいけない方位です。

②暗剣殺

暗剣殺(あんけんさつ)」とは、五黄土星の正反対側の方位で、五黄土星が中宮に来る年や月、日にはありません
五黄殺が「自爆する方位」なのに対し、暗剣殺の特徴は、

「自分は悪くないのに、誰かのせいでトラブルに巻き込まれる方位」


になります。
五黄殺が「自ら進んで底なし沼に飛び込むようなもの」なのに対し、暗剣殺の場合は、

「暗闇の中、突然、背後から誰かに斬りつけられる」ようなイメージ


のため、

  • 五黄殺→ジワジワと来る
  • 暗剣殺→ある日突然来る


ので、五黄殺以上に気を付けたい方位です。
暗剣殺の基本的な凶意としては、以下の通りです。

  • 事件や事故、医療ミスに巻き込まれる
  • 泥棒や詐欺、ストーカーなどの犯罪に巻き込まれる
  • イジメやセクハラ、パワハラに遭う
  • ご近所トラブルに巻き込まれる
  • 保証人トラブルや誰かの借金問題を抱えることになる
  • リストラに遭う
  • 親会社や得意先企業の倒産に巻き込まれ大打撃を受ける
  • 従業員の不始末や横領、悪質なクレーマーによるトラブル
  • 配偶者や恋人の不倫や浮気など異性問題、DVなどのトラブルに悩まされる
  • 家族の問題や子供の非行に悩む
暗剣殺の場合、どんなに自分がしっかりしているつもりでも、他人から面倒をかけられ、トラブルに巻き込まれやすい方位なのですが、それで報われるのであればまだマシですが、暗剣殺の場合、

「どんなに頑張っても結局何もならない」結果になることが多い


ため、骨折り損のくたびれ儲けに終わることになりやすい方位です。
しかも、責任感が強かったり、「NO」とハッキリ断れなかったり、心根が優しい人であればあるほどダメージが大きいため、最後には身も心もボロボロになってしまうことが多いことも、暗剣殺の特徴です。

五黄殺も暗剣殺も、

努力が無駄になりやすい方位


という点では一致しているのですが、暗剣殺の場合は病気などの不可抗力や、「他人に足を引っ張られる」といった感じのトラブルで断念せざるを得ないことになりやすいので注意が必要です。

③歳破・月破

歳破(さいは)」とは、その「」の干支の正反対側にあたる方位です。
それに対し、「月破(げっぱ)」は、その「」の干支の正反対側にあたる方位になります。
「年」の干支なのか、「月」の干支なのかの違いで、基本的な意味は一緒です。

歳破や月破というのは、文字通り「破れる」方位です。

約束や契約を反故にされやすい方位


なので、歳破や月破、日破(その日の干支の正反対側にあたる方位)の方位では、結婚や結納、お見合い、契約、交渉事、登記、面接、手術などの契約事は厳禁とされています。
歳破・月破の基本的な凶意としては、以下の通りです。

  • 見込み違いやアテにしていたことがダメになる
  • 思わぬトラブルが発生し、予定の変更を余儀なくされる
  • 夫婦仲がうまく行かない
  • 人間関係に亀裂が入る
  • 交渉事が破談になる
  • 人に騙される
  • 事業に失敗する
  • 欠陥住宅や事故物件を掴まされる
  • 受験や就職の失敗
  • 収入や収益がダウンする
歳破や月破の特徴としては、

いい話があって、途中までは上手く行くんだけれども、最後の最後でダメになりやすい


という傾向があり、

  • 歳破→相手方や契約自体に問題があることが多い
  • 月破→自分の見込み違いや、当初の計画に甘さがあることが多い

ことが多いです。
そのため、凶意の強さは、

歳破>月破


となり、月破はそれでも何とかリカバーすることもありますが、歳破は強烈なので気を付けたいところです。

なお、歳破と月破は、予め、その年ごとその月ごとに決まっているので、非常に分かりやすいと思います。
その年ごとの歳破の方位は、以下の通りです。

年の十二支
「歳破」にあたる方位
南西
南西
西
北西
北西
北東
北東
南東
南東

一方、その月ごとの月破の方位は、以下の通りになります。

「月破」にあたる方位
1月
南西
2月
南西
3月
西
4月
北西
5月
北西
6月
7月
北東
8月
北東
9月
10月
南東
11月
南東
12月

④定位対冲

九星気学では、「定位対冲(じょういたいちゅう)」と呼ばれるものがあります。
定位対冲とは、その九星が、本来の定位置とは正反対側に入った状態を言います。

定位対冲には、以下、8つの組み合わせがあります。
なお、五黄土星が中宮に来る時は、それぞれの九星が本来の定位置に戻っている状態であるため、定位対冲は発生しません

中宮にある九星
定位対冲の方位
入っている九星
一白水星
西
三碧木星
二黒土星
南西
八白土星(暗剣殺)
三碧木星
北西
四緑木星
四緑木星
九紫火星
五黄土星
なし
なし
六白金星
一白水星
七赤金星
南東
六白金星
八白土星
北東
二黒土星(暗剣殺)
九紫火星
七赤金星

「北東」の二黒土星と「南西」の八白土星は暗剣殺にあたるわけですが、それ以外の定位対冲の中で、特に凶意が強いもの(水剋火)のものを、

「水火殺(すいかさつ)」


と呼びます。
その凶意の度合いは、

「南」の「一白水星」(六白中宮)>「北」の「九紫火星」(四緑中宮)


となり、両方とも注意が必要なのですが、六白中宮の時の「南の一白水星」には特に注意が必要です。

定位対冲は流派によって「凶方位」とされていないこともあり、凶方位としては馴染みが薄いかも知れませんが、例え吉方位であったとしても取り扱いには注意が必要です。
当事務所では、定位対冲は「凶方位」と看做し、吉方位としてはオススメしておりません。

定位対冲の方位を取った場合の凶意としては、

例え吉方位で取ったとしても、運気が伸び悩みやすい


という凶作用があるため、せっかく時間とお金をかけて吉方位旅行をするのに効果が薄い上、コストパフォーマンスが著しく悪いため、オススメは出来ません。
どうしても定位対冲の方位に滞在しなければならない場合、例え吉方位であったとしても、なるべく近距離の移動程度にし、どんなに長くても2~3日程度の滞在に止めておきましょう

⑤水火殺

「水火殺(すいかさつ)」とは、一白水星の「」の気と九紫火星の「」の気が反発しあう方位なのですが(水剋火)、水火殺になるパターンには、以下の3つのパターンがあります。

①「」に「一白星」が入った時
②「」に「九紫星」が入った時
③年盤と月盤で「一白星」と「九紫星」が重なった時


①と②をご存知の方は多いかも知れませんが、ともすると、③はウッカリ見逃してしまいやすい盲点だと思います。

」の気と「」の気は、相剋の中で最も反発が強い組み合わせ


であり、凶意の強さは、

」の「一白星」>「」に「九紫星」


になります。
水火殺の基本的な凶意は、以下の通りです。

  • 裁判沙汰になるようなトラブルに巻き込まれる
  • スキャンダルで社会的信用が失墜する
  • 突発的な事故やトラブルに遭遇する
  • 異性関係のトラブル
  • 子供が出来にくい
  • 離婚や親しい人との離別
  • 分析力や判断力が落ちる
  • 仕事や勉強に集中出来なくなる
  • アレルギーや頭や目、心臓、皮膚トラブルが起きやすくなる
  • 手足を切断するような事故や大怪我に見舞われる
水火殺はあまり大々的に凶方位として扱われていない方位だけに、個人的には非常に残念に思っています。
「吉方位だと思って旅行に行ったんだけど、逆に良くないことばかり起こっています」と相談に来られた方の方位をみてみたら、この「水火殺だった」というパターンが結構多く見受けられます。
三碧木星や四緑木星のように、「一白水星も九紫火星も自分にとっては吉方位」という場合であったとしても、水火殺は取らない方が良いです。
そのくらい、水火殺は危険ですので、くれぐれもご注意下さい。

⑥小児殺

小児殺(しょうにさつ)」とは、大人には影響がないものの、0~12歳の子供に凶作用がある方位です(13歳以上は影響はありません)。
小児殺の特徴としては、

小児殺の凶意は、大人以上にパッと出やすい


ということと、

小児殺は月ごとに変わる


ということの2点にあります。
そのため、どうしても大人が油断してしまいやすい凶方位です。
12歳以下の子供を伴う旅行や引越、里帰り出産では、小児殺の方位は避けるようにしましょう。

小児殺の基本的な凶意としては、以下の通りです。

  • 心と身体の成長の妨げになるような事が起こりやすくなる
  • 風邪を引きやすくなったり、病気をしやすくなる
  • 思わぬ怪我や事故に遭う
  • イジメや性犯罪、自動犯罪に巻き込まれやすくなる
  • いい先生や友達に恵まれない
  • 学校の成績がダウンする
  • 学校が面白くなくなる
  • 非行に走ったり、不登校になって引きこもりになる
  • 精神的に不安定になる
  • 強烈なトラウマが残るトラブルに巻き込まれる
先程も申し上げた通り、小児殺には、「年の五黄殺」といったように「年の小児殺」というものはなく、月ごとに変化します(月盤のみ)。
どの方位が小児殺にあたるかは、その年の干支によって変わります
月盤でその年ごとの小児殺にあたる九星のある方位が「小児殺」になります。

年の十二支
「小児殺」の方位
八白土星
九紫火星
二黒土星
三碧木星
五黄土星
六白金星
八白土星
九紫火星
二黒土星
三碧木星
五黄土星
六白金星

⑦土用殺

土用殺(どようさつ)」とは、春夏秋冬の年4回の土用期間にのみある凶方位で、その月の干支が入っている方位になります。
土用の期間は、その年によって若干前後するのですが(暦やカレンダーなどにも表記してあることが多いです)、それぞれの大体の土用期間は以下の通りです。

  • 春土用→毎年4月17日前後~5月4日前後
  • 夏土用→毎年7月19日前後~8月6日前後
  • 秋土用→毎年10月20日前後~11月6日前後
  • 冬土用→毎年1月17日前後~2月3日前後

それぞれの土用の間の、土用殺は以下の通りです。

土用の種類
「土用殺」にあたる方位
春土用(4/17前後~5/4前後)
南東
夏土用(7/19前後~8/6前後)
南西
秋土用(10/20前後~11/6前後)
北西
冬土用(1/17前後~2/3前後)
北東

土用殺は五黄殺のような凶作用が出るのが特徴で、基本的な凶意としては、以下の通りです。

  • 病気や怪我をしやすくなる
  • 予期せぬトラブルが起こる
  • 家庭内での揉め事や不和が起こる
  • 解決したと思っていた過去の問題が再浮上する
  • 事件や事故に巻き込まれる
  • 身に覚えのないことで濡れ衣を着せられる
  • 収入が減ったり、思わぬ出費が増えるなど金銭トラブルを抱えやすい
  • 人脈や財産、社会的信用を失う
  • やる気が起きず、無気力になる
  • 生活が不安定になる
土用については、以前、当事務所コラム、『季節と運気の変わり目の「土用」に気をつけよう!』でもお話をさせていただいたのですが、

冬土用>春土用>夏土用>秋土用


の順番で凶作用が強くなる傾向があります。
そのため、4つの土用の中でも、「冬土用」は最も注意が必要になります。

土用殺は水火殺同様、あまり知られていない凶方位ですが、土用殺の凶意は五黄殺や暗剣殺、歳破・月破に匹敵するほどの凶作用があるので、十二分にお気を付け下さい。

⑧本命殺

本命殺(ほんめいさつ)」とは、本命星となる九星が入っている方位で、本命星が中宮に来る年や月、日にはありません
本命殺の特徴を一言で言うならば、

健康や将来性が損なわれる方位


だということです。
本命殺の代表的な凶意としては、以下の通りです。

  • 病気や怪我をしやすくなる
  • 健康上の問題に振り回される
  • 交通事故や自損事故などの不慮の事故を起こしやすくなる
  • 自分の判断ミスにより、大きな損害を出してしまう
  • 人並みの人生が送れなくなる
  • 就職先に恵まれず、職を転々としやすい
  • ブラック企業に人生を狂わされる
  • 勢いで退職したものの、その後の就職先がなかなか決まらない
  • 婚期を逃したり、結婚相手選びに失敗する
  • 自殺や変死を遂げやすい
本命殺というのは、謂わば、

「自分を殺す方位」


ですから、この方位を犯してしまうと、受験や就職、結婚、出産、独立・開業など、

人生の中で自分の運が試されるイベントで失敗しやすい


という傾向が強まります。
実際鑑定をしていても、「なかなか就職出来ない」とか、「なかなか結婚出来ない」いう方をみていると、過去にこの方位に旅行や引越をしていたり、留学をしているケースが見受けられます。

また、「本命殺」の怖ろしいところは、

「自分で自分を過剰なまでに追い込んでしまいやすい」


というところ。
必要以上に自分を追い込んだ挙句、自信を失くしたり、自分のことが嫌いになって自罰的になったり、ヤケを起こして破滅的になったりしやすくなるのも、この凶方位の怖ろしさです。
過労死にも発展しやすい方位なので、注意しましょう。

⑨本命的殺

本命的殺(ほんめいてきさつ)」とは、本命星となる九星が入っている正反対側にある方位で、本命星が中宮に来る年や月、日にはありません

本命「的」殺の「的」という字は、「目的」の「的」という字にあたります。
その名の通り、本命的殺とは、

「目標が達成出来ずに、悩み苦しむ方位」


になります。

「本命殺」が「自分で自分を追い込んでしまいやすい方位」なのに対し、本命的殺の場合は、

「周囲の環境や他人が自分を追い込んでしまう方位」


です。
そういう意味では、本命殺は五黄殺と、本命的殺は暗剣殺に似ていますが、本命殺・本命的殺が五黄殺・暗剣殺と異なるのは、

五黄殺や暗剣殺が周囲の人達までも容赦なく巻き込むのに対し、本命殺や本命的殺はその人のみに作用する


という点にあります。

また、本命殺と本命的殺の違いは、

  • 本命殺→肉体的にやられやすい
  • 本命的殺→精神的にやられやすい

という違いがあります。
そのため、例え「本命的殺」と雖も、最終的には「本命殺」のように、身を滅ぼす結果になりやすいという特徴があります。

あと、もう1つ、本命殺との違いは、

本命的殺の方が苦しむ時間が長い


という点があります。
そういう意味では、本命殺よりも怖い方位とも言えます。
本命的殺の代表的な凶意としては、以下の通りです。

  • いくら努力しても、実力があっても、周囲の人の理解や応援が得られない
  • 自分が特に何かしたわけでもないのに、周囲の人に敵視される
  • 本来の目的や自分の適性とは違ったことをしなければならない状況に追い込まれる
  • 人間関係のトラブル
  • 人や環境に恵まれない
  • 当初のプランや目論見が外れる
  • 必要以上に疑心暗鬼になってチャンスを逃す
  • あれこれ思い悩むことが増え、精神的に不安定になる
  • 自分を過大評価or過小評価して失敗する
  • 不安から衝動買いに走ったり、アルコール等の各種依存症になりやすい
時として、本命殺と本命的殺が、五黄殺と暗剣殺と重なる場合があります(五黄土星の方は本命殺と五黄殺、本命的殺と暗剣殺が重なるので特に凶意が強まります)。
その場合、余計に凶意が強まりますので、くれぐれもご注意下さい。

⑩相剋の方位

相剋の方位」とは、本命星と相剋の関係にある九星がある方位です。
たまに、「吉作用も凶作用もない方位」と扱われているようですが、厳密には凶方位なので注意が必要です。

吉方位の割り出し方』でお話したことの復習になりますが、相剋には「死気」と「殺気」の2種類があり、

  • 死気」→自分の言動が原因で周囲に害をもたらし、周囲から誤解をされてしまう方位
  • 殺気」→周囲の人や環境のせいで、窮屈な思いをし、能力を発揮出来ない方位

という特徴があります。
復習までに、『吉方位の割り出し方』でまとめた表を掲載しておきます。

吉方位
凶方位
生気(大吉)
退気(吉)
比和(中吉)
死気(小凶)
殺気(凶)
一白水星
六白・七赤
三碧・四緑
なし
九紫
二黒・八白
二黒土星
九紫
六白・七赤
八白
一白
三碧・四緑
三碧木星
一白
九紫
四緑
二黒・八白
六白・七赤
四緑木星
一白
九紫
三碧
二黒・八白
六白・七赤
五黄土星
九紫
六白・七赤
二黒・八白
一白
三碧・四緑
六白金星
二黒・八白
一白
七赤
三碧・四緑
九紫
七赤金星
二黒・八白
一白
六白
三碧・四緑
九紫
八白土星
九紫
六白・七赤
二黒
一白
三碧・四緑
九紫火星
三碧・四緑
二黒・八白
なし
六白・七赤
一白

なお、方位盤の組み合わせによっては、「年の方位のみ吉」とか、「月の方位のみ吉」といった場合があります。
それは、どちらか一方がこの「相剋の方位」であるために発生しています。
その場合、例えば年盤と月盤の組み合わせの吉方位表において、「年の方位のみ吉」なのであれば、年の方位の効果が出やすい「500km以上」で、かつ、「最低でも5泊6日~1週間」吉方位旅行に行けばOKということになります。

ベストは、年盤と月盤、あるいは、月盤と日盤が両方「吉」の時に吉方位旅行に行くことですが、その年によってはそれがない場合もありますので、その場合はこのような形で方位を取ることになります。